それでは調査に入ります。屋根材は化粧スレートです。もとの色は黒系だったのでしょうか。苔による変色が起きており、白く見える箇所は化粧スレートの素地です。苔による化粧スレートの劣化が早まり素地が露出してしまっている箇所が多く出ています。この状態では雨水を吸水しやすくなり、化粧スレートが雨水吸収・乾くを繰り返すことで化粧スレートに反りが出始めてしまいます。これ以上悪化を抑制する為にも早期屋根塗装が必要です。とても日当たりのよい場所ですので夏場の暑さは想像を絶します。2階の暑さを軽減する塗料として遮熱塗料が御座います。熱を反射する作用があり室内に熱がこもりずらくなり暑さを軽減出来ます。
調査を続けます。屋根に釘が落ているの発見しました。棟板金を確認した所抜けている箇所があります。棟板金は風の影響を受けやすく釘の抜けや釘浮きを起こします。他の箇所を確認した所釘浮きが起きてしまっています。釘は棟板金を固定する物ですので現在の状況では外れてしまう恐れがありますので工事が必要です。