一般的に瓦は耐久性に非常に優れており、塗装メンテナンスを必要としない為、メンテナンス性や長期のコストパフォーマンスにも優れています。
　しかし、セメント瓦・モニエル瓦といった塗装メンテナンスを必要とする瓦の種類も存在する為、注意が必要です。
　今回は、屋根材に瓦を使用するメリットと合わせて、塗装メンテナンスを必要とするセメント瓦・モニエル瓦の特徴をご紹介致します。
　また、劣化が進行したセメント瓦屋根の現地調査の様子も合わせてご紹介致しますので、是非ご覧ください！

屋根材に瓦を使用するメリット

　瓦は、屋根材として様々なメリットがあります。
　以下に屋根材に瓦を使用するメリットをご紹介致します。

耐久性が非常に優れている：
　瓦は耐久性に非常に優れており、半世紀以上の耐用年数を期待できる屋根材です。
　また、一般的な瓦屋根は塗装メンテナンスを必要としない為、長期の目で見たコストパフォーマンスにも優れています。

メンテナンス性が高い：
　瓦屋根は、部分的に瓦を取り外すことが出来ます。
　その為、瓦に問題が発生したとしても全体的な交換では無く一部分のみの補修対応が可能です。また、瓦内部の確認も容易に行えるため、内部の防水紙や野地板の確認の際にも利点となります。

日本の伝統を感じさせるデザイン：
　瓦は古来より日本の建造物で使用されてきました。
　その為、瓦の独特なデザインは日本の伝統を感じさせ、なおかつ日本の建造物に良く馴染みます。

塗装を必要とするセメント瓦・モニエル瓦

　前述致しました様に、一般的な瓦は塗装メンテナンスを必要としません。
　しかし、瓦の中には「セメント瓦・モニエル瓦」といった塗装メンテナンスを必要とする種類もございますので注意が必要です。

　セメント瓦・モニエル瓦は、主成分がセメントで製造されています。
　セメントは、水分を吸収しやすい特徴がありそのまま屋根材として使用してしまいますと、様々な悪影響を引き起こす為、防水性を持たせるために表面に塗装を施します。
　しかし、この塗装は経年によって劣化・剥離が進行してしまいますので、定期的な塗装メンテナンスが必要となります。

　今回は、市川市南八幡のお住まいにて実施させて頂いた、塗膜の劣化が進行したセメント瓦の現地調査の様子をご紹介致します。

塗膜の劣化が進行したセメント瓦の現地調査の様子

オレンジ・緑色の苔の繁殖

　まず、写真の様にオレンジや緑色の苔がセメント瓦屋根全体に繁殖しています。
　塗膜の劣化が進行してしまいますと、セメント瓦表面の凹凸が大きくなります。
　その為、雨水が上手く排水されにくくなり長時間雨水が屋根上に留まる事で苔やカビが繁殖しやすい環境に繋がってしまいます。
　苔・カビの繁殖は塗装メンテナンスが必要となるサインとなります。

塗膜の劣化・セメント瓦の割れ

　また、一部ではセメント瓦に発生した割れも確認しました。
　塗装の劣化によって防水性を失ったセメント瓦は、雨水などの水分を吸収してしまいます。その後、乾燥しますが、その際にセメント瓦への負荷が発生してしまいます。
　吸収・乾燥を繰り返し、負荷を受け続ける事で上記のような割れを発生させてしまう可能性があります。

瓦屋根の定期的な点検・メンテナンスをオススメ致します！

　上記の様に、耐久性の高さ・メンテナンス性の高い瓦屋根ですが、塗装メンテナンスが必要なセメント瓦・モニエル瓦などの種類も存在する為、注意が必要です。
　また、瓦自体は耐久性に優れていますが、瓦屋根を構成する「漆喰」や「防水紙」などは定期的なメンテナンスを必要とします。
　「瓦は耐久性に優れているから大丈夫。」と油断せずに定期的な点検・メンテナンスをされることをオススメ致します！

　私達、街の外壁塗装やさんはセメント瓦・モニエル瓦の塗装実績も豊富にございます。
　瓦屋根の点検をご検討されている方やセメント瓦・モニエル瓦の塗装メンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひご相談下さい！

　専門スタッフによる点検からお見積りの作成まで無料にて実施させて頂きますので、是非お気軽にご相談下さい！