お問い合わせを頂き、まずは屋根の調査へお伺いしました。お客様邸の屋根は一部が急勾配になっておりましたので、いつも以上に安全に配慮しながら調査を進めていきます。スレートに若干の汚れは見られるものの、染みや色褪せは目立ちませんでした。

　一部のスレートには、ひび割れが生じていました。これでは雨漏りを引き起こしてしまう危険性があります。屋根塗装を行う前に、シーリング材で補修しましょう。
　経年劣化は、棟板金にも見られました。板金を固定している釘が浮いてしまっています。棟板金の固定力が低下した状態ですので、打ち込んで補強しましょう。

　屋根塗装を行うにあたり、足場とメッシュシートを設置します。足場とメッシュシートを正しく取り付けることで、施工スタッフが安全に作業できる環境づくりを行います。メッシュシートにおいては、近隣宅へ塗料や水が飛び散るのを防ぐ役割も果たします。
　メッシュシートまで取り付けましたら、高圧洗浄で屋根の汚れや旧塗膜を洗い流していきます。洗浄後は、屋根の表面を乾燥させる為に数日設けてから、次の作業に取り掛かります。

　屋根を充分に乾燥させましたら、スレートのひび割れ補修と棟板金の釘浮き補強を行います。スレートは、ひび割れ箇所にシーリング材を充填し、平らに均すことで補修します。棟板金の釘浮きも補強し、固定力を高めました。これで、雨漏りの心配は無くなりました。

　下塗りを行います。下塗りには、サーモアイシーラーを使用しました。サーモアイシーラーは、反射性能を有するサーモアイ専用の下塗り材です。サーモアイシリーズの上塗り塗料と合わせて使用することで、遮熱性能発現に貢献します。

　下塗りを乾燥させましたら、スレートの重なり部分にタスペーサーを設置します。スレート屋根は、この作業によって、屋根材の下に入り込んだ雨水と籠った湿気を外に逃がすことができるようになっています。逆に、スレートの重なり部分が塗料で埋まってしまえば、雨漏りのリスクも高まりますので、非常に重要な工程なのです。
　今回、屋根には急勾配な部分がありましたので、屋根足場を取り付けて作業を行いました。5.5寸勾配以上ある屋根の塗装又は、工事を行う際には屋根足場が必要となりますのでご了承ください。

　サーモアイ4Fを使用した屋根塗装が無事、竣工しました。グレーだったスレート屋根は塗装によって、ナチュラルなブラウン色に生まれ変わりました。こちらの色は、クールナポリブラウンです。明るめのブラウンなので、温もりのある屋根に仕上げることができます。
　サーモアイシリーズは全40種類と、カラーバリエーションが豊富な為、お気に入りの色を見つけることができるでしょう。屋根塗装を検討している方はサーモアイシリーズを使用してみてはいかがでしょうか。
　街の外壁塗装やさんでは、お客様のご要望に沿った工事内容をご提案しています。点検、お見積もりの作成は無料で行なっていますので、お気軽にご活用ください。現在は、新型コロナウイルス対策も実施しておりますのでご安心ください。