2012年03月02日更新
昨日、お電話にてご相談をいただいたお客様からのご質問です。
【モルタルの外壁のヒビが目立ってきているので、メンテナンス方法を聞きたい】との事でした。
【メンテナンス方法】
ヒビ割れの大きさにもよりますが、コーキング処理を行い塗装工事が必要となります。
モルタルの外壁にクラックが多くなってきている場合は、内部に雨水の浸入が起きている
可能性があります。
特にヒビ割れが横に起きている場合は、雨水が下に落ちずにヒビ割れ部分で止まってしまい、
内部に雨水が浸入する事が多いので、雨漏りが起きる可能性が非常に高くなります。
雨水が浸入すると、外壁の下地のラス網が腐食(錆び)してしまいますので、モルタルが
剥がれ落ちてしまう事があります。
外壁クラックの例
クラックの種類については大きく分けると2種類です。
【ヘアークラック】
表面の割れだけなので、躯体への影響はありませんが、そのままにしておくと
広がってしまうので、早めの対策が必要となります。
◎補修方法
コーキング補修が一般的ですが、外壁材の材質によって使用するコーキングも
変わってきます。
【構造クラック】
表層から深くまで割れているクラックの事を言います。
構造体に直接雨水が当たりますので、壁を腐らせたり外壁の落下につながります。
◎補修方法
大きな割れ部分をVカットした後に埋めていく、処理方法が一般的です。
構造クラック補修工程
①クラック部分をダイアモンドカッターで削っていきます。
②プライマーを塗って接着しやすくします。
③コーキングでカットした部分を埋めていきます。
④コーキング後
⑤下地調整後の様子
⑥元と同じように模様をつけながら塗装をしていきます。
⑦仕上げ塗装を行い作業終了です。
クラック補修はしっかり行わないと、塗装後に目立ってしまいますので、
しっかりとした補修工事を行いましょう。
モルタル壁の補修と塗装についてのご相談はどうぞお気軽に