和風建築の外壁塗装 木部補修工事 千葉市中央区矢作町
2013年9月24日更新 【地 域】 千葉市中央区 【工 事 名】 外壁塗装工事 【工事内容】 外壁塗装 低汚染塗料 ナノコンポジットW 1色塗装 補修工事 飾り母屋補修、サッシ木枠補修 外壁クラック補修 【工 期】 16日 before/after 2年前の11月に屋根工事(瓦の漆喰つめ増し工事)でお世話になりました、千葉市中央区矢作町の T様からご連絡を頂きました。 最近飛び込みの塗装業者が後を絶たない、金額もまちまちで200~300万の提示をしていく。 建物の調査とお見積のご依頼を頂きました。 以前の屋根工事も飛び込み業者の高い金額提示に不安になり、離れて暮らす娘さんがインターネットで 当社を調べて頂いてご連絡を頂き、おおよそ1/3の価格(適正価格)で工事をお請け致しました。 建物を調査・確認いたします。 T様のお住まいはモルタルの外壁に和瓦、和風建築の建物です。 木部が多く、凝った造りになっています。 【外壁調査】 モルタル壁の外壁調査をするとクラックが目立ちました。構造上不安のあるクラックの幅は 0.25mm以上で横に走っているのは雨漏りの原因になりますので注意が必要です。 調査の結果、合計3箇所、0.25mm以上の構造クラックがありました。 細いヘアクラックはコーキング処理後下塗り~塗装で仕上げて生きますが大きなクラックは 特殊な工事が必要になります。 【木部】 T様のお住まいは木部が多いのも特徴でした。 飾り母屋、化粧垂木、無垢を生かした柱など調度に凝った造りです。 飾り母屋を調査すると80mm角の木材をつないで施工していましたが下のほうの角材が 腐食しています。 上下の隙間から釘穴をつたって釘の錆に合わせて木部が腐食したようです。 全ての交換ではなく、腐食部の交換をご提案いたしました。 2階サッシ廻りの木部や軒天にも腐食箇所があったので部分交換をご提案しました。 通常は建物の調査時に状況を簡易にご報告いたします。 その後、詳細な報告書とご提案書を持参して工事の内容をお客様と検討していきます。 T様は木部補修も含め外壁塗装工事のご依頼を頂きました。 【足場架設】 工事は足場の架設工事からスタートします。 PRシートも設置しますが樹木が多くてあまりPRにはなりませんでした。 【高圧洗浄・養生】 足場架設後は高圧洗浄で汚れを落としていきます。その後、塗装しないヶ所、後から塗装をする箇所を 専用のビニールシート(マスカー)で覆っていきます。これを養生と言います。 外壁以外も細かく洗浄していきます。今回はカーポート屋根、ブロック塀も洗浄しました。 養生 これで塗装前の下準備が完了です。 【木部補修工事】 飾り母屋(化粧母屋)の先が雨水などで腐食していました。先ずはステンレスのカバーを取って 腐食箇所を確認します。鼻先から30cmくらいまでが腐食範囲でしたので少し多めに切断します。 上下の木材を留めている釘穴からの浸水による木部の腐食でした。 木材を同じように加工し再設置して行きます。 他にも2階サッシ廻りの木部の腐食がありました。幸い、全体を交換するほどの腐食ではなかったので ここも部分補修で対応しました。 【構造クラック補修】 外壁はモルタル仕上げですが各所にクラックが発生していました。 中でも3箇所は厚みが0.3mm以上で内部浸水の恐れのある「構造クラック」と判断し、 Vカット補修を選択しました。 サンダーでクラック部分をカットし、クラックの最深部まで溝を切ります。 幸い深さは内部まで入っていず、外壁部分のクラックに留まっていました。 プライマーを塗布し、コーキングで埋めていきます。 モルタルで溝を埋め、パターン付けをして下処理の完成です。 下処理も終了し塗装の工程に入ります。 【外壁】 今回の塗料は無機系のナノコンポジットwを使用しました。 この塗料は粒子が細かく自浄作用があり、汚れがつき辛い塗料です。 水性なので臭いも気にならずコストパフォーマンスに優れた商品です。 下塗りは専用の「ナノコンフィラー」を使用します。シーラーより弾性に優れ クラックに浸透するのでモルタル壁にはもってこいの下塗り材です。 下塗り後充分な乾燥時間を得て、中塗り・上塗りの工程に進みます。 最後に下塗りをして外壁塗装の完成です。 【木部塗装】 T様のお住まいは飾り母屋、化粧垂木、があり、軒天もピーリング(木目調)を多用しています。 以前の塗装でニスを塗っているところ、一般塗料を塗っているところ、塗装していない箇所など まちまちです。お客様のご希望を1箇所づつお伺いし、プロからのアドバイスをさせて頂き 工法を確定しました。 材質に傷みが少ない木目調の軒天はクリアで仕上げていきます。 ピーリング軒天の傷みの酷い箇所は張替えも検討しましたが今回は調色をしてシリコン塗料で 塗装をして仕上げました。 軒天の下処理をし、下塗りをします。 塗料ののりが悪いので3回塗りで仕上げていきました。 ベランダも部分によって塗料とニスを塗り分けていきます。 玄関の柱は、以前日曜大工で塗装をしたとのことでしたのでケレン後、下塗り~中塗り・上塗りで シリコン塗料で仕上げました。 木部塗装の仕上げが終わると最終確認~お引渡しになります。 予定よりも日数が掛かってしまいましたがお客様に喜んでいただける様 最後まで丁寧に仕上げていきます。
【スレート・カ゛ルハ゛リウム・瓦】屋根塗装か゛必要な理由【プロが解説!街の外壁塗装やさん】
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